- 住宅ローンを返せなくなるのが怖い…
- 収入が減ったらどうしよう…
- 生活が苦しくなるのでは…
多額の借金である住宅ローンを心配しすぎるのは当たり前のことです。
ただ、住宅ローンを心配しすぎると、せっかくのマイホームが満足できないものになってしまいます。
このまま不安を放っておいても時間が解決してくれるわけではありませんので、今すぐ不安を解消しましょう。
そこで今回は、住宅ローンの心配を和らげる対策について紹介します。
この記事を読むことで、住宅ローンに対する不安を解消し、マイホームでの満足した生活を送ることができるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
記事を書いている人
- 銀行で住宅ローン業務を担当
- 不動産会社で7年間の営業経験
- マイホームの購入を検討するお客様を1,000名以上担当
- 宅地建物取引士取得
- 詳細は『プロフィールへ』
住宅ローン心配の正体は?3つの不安
住宅ローンに対する心配の正体は以下の3つが考えられます。
まずは何に心配しているのかを整理することから考えていきましょう。
最後まで返済ができるか心配
住宅ローンの最大の心配は、最後まで返済ができるかです。
国土交通省の調査によると、分譲集合住宅を購入した63.1%の世帯が住宅ローンの返済期間を35年以上にしています。(参考:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査」)
何十年も先の未来を予測することはできないので、「最後まで返済できるかな…」と不安になるのは当たり前です。
住宅ローンの返済が苦しくなる理由には、以下のような可能性が考えられます。
- 病気やケガで仕事ができない
- リストラや転職で収入が下がった
- 離婚や親の介護で世帯年収が下がった
- 家族が増えて支出が増えた
これ以外にも、予期せぬトラブルやライフスタイルの変化によって、収入が減ったり、支出が増えてしまうこともありえます。
どうなるかわからない不安がある中で、何十年間も住宅ローンを支払い続けることにストレスを感じ人も多いでしょう。
生活にゆとりがなくならないか心配
住宅ローンによって家計が圧迫され、生活が苦しくならないか心配になる人も多いです。
住宅ローンを組むことによって、今までならあまり気にしていなかった出費についても心配になることがあります。
- 外食する回数は減らした方がいいかな…
- 旅行にはあまり行けなくなるのかな…
- 趣味に使っていたお金も節約しなきゃかな…
生活を豊かにするために購入したマイホームが、むしろ生活を苦しくすることもあるかもしれません。
住宅ローンの心配をしすぎて、過度な節約をしようとすると本末転倒です。
住宅ローンの審査に通るか心配
住宅ローンを借りるためには、銀行の審査に通過しないといけないので、心配になる人も多いでしょう。
せっかく素敵なマイホームが見つかったのに、「住宅ローンを借りられなかったらどうしよう」と心配になりますよね。
住宅ローンの審査基準の詳細は開示されていないので、「自分は問題ないだろう」と思っている人でも落ちてしまうこともあります。
住宅ローン業務の経験から、住宅ローン審査の通過率は約90%です。
不安を解消するためには、早めに審査を通しておくことが大切です。
住宅ローンの審査が心配な人は以下の記事も参考にしてくださいね。
住宅ローンの心配を和らげる3つの方法
住宅ローンの心配を和らげる方法を3つ紹介します。
しっかりと計画や対策を考えておけば、住宅ローンの不安も解消できます。
無理のない返済額を知っておく
住宅ローンは油断をすると借りすぎてしまうので、無理のない返済額になるように気をつけましょう。
住宅ローンを借りられる金額は年収の7〜8倍ですが、借りられる金額=無理のない返済額ではありません。
年収の7倍以上の借入金額は借りすぎな傾向にあります。
住宅ローンの返済が心配な人は無理のない返済額を事前に知っておきましょう。
住宅ローンの適正額については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
ライフプランを作る
既に購入するマイホームも決まっている人は、将来的なお金を把握するためにライフプランを作って見ましょう。
住宅ローンに不安を感じるのは、将来かかるお金が不透明だからです。
ただ、自分でライフプランをつくるのはなかなかハードルが高いと思うので、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)へ相談してみましょう。
ライフプランの相談なら、リクルートが運営しているFP相談がおすすめです。
リクルート「FP相談」のおすすめポイント
- オンライン面談OK(自宅・カフェでもOK)
- 完全無料でFPにライフプランの何度でも相談できる
- 9時〜21時まで相談可能(担当FPにより異なる場合があります)
今ならギフトチケットをプレゼント
想定できるリスクへの対策をする
今のうちに想定できるリスクへの対策を考えておくのも、住宅ローンへの不安を解消する方法です。
住宅ローンの返済中には以下のようなリスクが考えられます。
- 病気やケガ
- リストラ
- 転職
- 離婚
- 親の介護
万が一に備えて、これらのリスクへの対策は事前に考えておきましょう。
対策方法として以下のような準備をしておきましょう。
- 貯金や資産を増やす
- 保険に加入する
- 収入源を増やす
- 家族で話し合う
住宅ローンの返済が苦しいときの対策
住宅ローンの返済が苦しくなったときの対策をすることで、負担を軽減することができます。
「借り換え」と「条件交渉」はすぐにでも効果があるので、まずは試してみましょう。
住宅ローンの借り換えを考える
住宅ローンの返済が重たいなら、まずは住宅ローンの金利を下げられないか借り換えを検討しましょう。
借り換えによるメリットがあるかは、以下の目安を参考にしてくださいね。
借り換え検討の目安
- 現在の金利が0.8%以上で借りている
- 住宅ローン残高1,000万円以上ある
- 今から5〜10年より以前に住宅ローンを借りた
条件に当てはまるようなら、借り換えのシミュレーションをして詳細を確認してみましょう。
以下の記事で住宅ローンの借り換えについては詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
借りている銀行に条件交渉をする
あまり知られていませんが、住宅ローンを借りている銀行に条件交渉をすることができます。
最近は借り換えを検討する人が多いため、「借り換えによって他の銀行にお客さんを取られるくらいなら、条件交渉に応じた方がいい」と判断する銀行も多いです。
そのため、住宅ローンの借り換えと同時進行で、現在の金融機関へも条件交渉してみることをおすすめします。
具体的には、以下のような条件の見直しを銀行に相談してみましょう。
- 金利の引き下げ
- 返済期間の延長
- 一時的な返済額の減額
条件変更については以下の記事で詳細を解説しているので、参考にしてみてくださいね。
生活水準を見直す
住宅ローンの返済が苦しく感じるなら、生活費の見直しをして家計を改善しましょう。
食費や娯楽費などの支出を抑えて、返済に充てる資金を確保することが大切です。
- 光熱費など支出を見直す
- 無駄な出費を減らす
- 家計簿をつけて家計管理をする
支出を抑えることが難しいなら、共働きをするなど収入を増やすことで家計を強化することも検討しましょう。
物件を売却する
リストラや離婚など大きくライフスタイルが変わったときは、物件を売却することも検討しましょう。
マイホームを購入するときに手放すことをあまり考えたくありませんが、リスクへの対策としていつでも物件を売却できるようにしておくことは非常に重要です。
そのために、いくらくらいで売れるのか売却価格を定期的に調べておきましょう。
住宅ローン残高よりも高く売れる状態なら問題ありませんが、売却価格の方が低いようなら銀行へ相談が必要になります。
売却価格が住宅ローン残高低い場合は、銀行の合意を経て売却をする「任意売却」という形をとります。
残った住宅ローンについても返済していく必要があるので、物件を高く売却するためにきれいな状態をなるべく保ちたいですね。
まとめ:住宅ローンの心配しすぎに注意
今回は住宅ローンの心配しすぎな人に向けて解決方法について解説しました。
住宅ローンの心配をなくすためには、以下の解決方法を検討しましょう。
お金の心配を解消するには、お金のプロであるファイナンシャルプランナーへ相談することも解決方法の一つです。
漠然とした将来の不安や不透明なキャッシュフローについて、お金のプロの視点からアドバイスがもらえます。
ライフプランの相談なら、リクルートが運営しているFP相談がおすすめです。
リクルート「FP相談」のおすすめポイント
- オンライン面談OK(自宅・カフェでもOK)
- 完全無料でFPにライフプランの何度でも相談できる
- 9時〜21時まで相談可能(担当FPにより異なる場合があります)
今ならギフトチケットをプレゼント